1.芸術の目的は、人を感動させること

 

昔、音楽の道を志したことがあり、
技術を向上させるにあたって何を目指すべきか、どこに向かっていくべきかを真剣に考えたことがある。

あらゆる芸術は人に見せるものと過程する。

人に見せる以上、
そこには評価が発生する。
しかしながら、
よりその評価を得るために芸術の方向性を進めようとすると、途端に進む道を見失う。
人に媚びた芸術となる。

大衆受けのみを狙い始めると、
全ての行為が人の顔色伺いとなり、
人の評価に一喜一憂することとなる。

自分の進む芸術に自信がもてなくなる。

とはいえ、
全く反対に一切人の評価を気にしない、
というスタンスを取れば、
自己満足の世界に終始する可能性が高くなる。
それでもいい、
という事であれば問題ないが、
全ての芸術は自己表現であり、
人から認められないと
心のどこかで寂しさが残り続けるものだ。

続きは次回。