自分が望む結果を明確にする上で、目標を立てる事は大切だ。
しかしながら、目標の定義は幅が広く、
・○○を買う
といったタスクレベルの目標から
・○○試験に合格する
といった中期目標なども含めて目標と呼ばれる。
・仕事のノルマ(今月○○件成約を取る)
これはこれで大切なものだ。
しかしながらこれが人生における最終目標かと聞かれると、
全く違う。
このレベルの目標が最終目標といいきってしまえば、
それは寂しい事だ。
志とは、
自分の人生における最終目標とでも言えるだろうか。
限られた人生の中で、
一度しかない人生の中で、
自分はどのような存在でありたいのか、
を切実に考え、
自分の為にもなるが、
自分の為だけではなく、
ひいては多くの人のためになるような事を心に抱き、
それを成し遂げようとする。
多くの偉人たちはこのレベルでの目標を心に抱き、
日々を過ごしていた。
だからこそ、
同じ仕事をしていても、
同じ時間を与えられていても、
そこから得られる発見や思考、
そこから連鎖する行動が
その志を抱かなかった人と比べて日々わずかに異なっていたのだ。
そのわずかな違いの集積が、
大きな結果の違いとなって具現化されたといえる。
更には当初に述べたタスクレベルの目標も、
志にすべて紐づく形で設定されるようになる。
※志がないと思いつくままの目標設定となる。
何はともあれ、
自分は一度しかない人生の中で、
どういう存在でありたいのか、
何事を成し遂げたいのか、
それをおぼろげながらも明確にしていくことこそが、
種々の目標を設定する前に、
一番初めに行うべく重要なことなのだ。