生産性向上の定義は「今までと同じ成果を、今までよりも楽に出すこと」

改善という言葉の定義について、
改めて考えてみる。

どのように定義しているかは、
それによって改善が成功するかしないかが決まるほどに、
重要な要素となる。

改善とは、
生産性を高める事とも言い換えられる。
しかしながら、
生産性を高める手段について考えるとき、
以下のような発想となりがちだ。

・ただ働く時間を多くする、
・今までより早いスピードで仕事をする。

その場合、
確かに生産物は増えるかもしれないが、
使用できるリソースは限られている為、
いずれ限界が訪れる。

トヨタでは「頑張らずに成果を出す」事が、
生産性の定義として用いられるという。

つまり、
今までと同じ成果を、
今までよりも楽に出すことが出来れば、
それは生産性が高まったといえるのである。

このように、
生産性という言葉をどのように定義するかによって、
とるべき行動や結果が全く異なった物となる。
ゴールが誤っていれば、スタートから誤った道に進むことになる。

それほどに言葉の定義は大切であり、
その他もろもろの言葉について自身がどのように定義しているか、
成果を出している人の定義とどのように違うのか、
今一度振り返ってみたい。