勉強をするにも、
自分は何のために勉強するのか、
その目的を捉える事が重要だ。
「資格試験に合格するため」
「希望する大学に合格するため」
という目先のゴールが全てとなってしまえば、
勉強に情熱を持つことは難しいだろう。
久しぶりに読んだ良書に、
新たな気づきを頂いた。
人類が劇的に進歩してきたのは、
過去に学んだ事を次世代に伝え、
そこに新たな進歩を加えたことにより
積み上げられて来たものだ。
それが出来なかった動物は、
時が立っても変わらない。
人類の進歩は、
大きな川の流れのように
過去から未来へ流れている。
偉人達を偉人たらしめたのは、
その流れに着目し、
その流れを捉えて
「人類の進歩に役にたったかどうか」
で計られている。
過去からの流れを受け継いで、
そこに一石を投じ、
未来へバトンをつないでいく。
そこに反する行為は、
いかに並外れた行動力をもってしても
蛮勇として淘汰される。
新たな人類の進歩を生み出すには、
過去の知識を吸収し、
その学問の頂点に立つ必要がある。
頂点に立ってこそ、
過去よりも更に進んだ頂きに向けて、
新たな一歩を進める事が可能となる。
その繰り返しが人類の進歩を生み出してきた。
学問の真の目的はここにあるのではないか。