同じ時間を費やしても、上達する人としない人の違い

上達するためには、
意識的なトレーニングを繰り返す必要がある。
 
むやみやたらに行う長時間の努力は、
行動している分前に進んでいる気持ちになれるが、
上達しているかという観点でみると
効果が出ていない場合が多いので注意したい。
 
たとえばサッカーのシュート練習において、
 
・一回ごとに記録をとり、
狙った場所よりもどの位置にどれだけ外れたのかを
定期的に振り返り、軌道修正を行う。
 
さらにシュートのフォームについてコーチから
フィードバックをもらい、
それを都度意識してシュート練習を行う。
 
・ビデオに撮影して、自身の動きを客観的に振り返る
 
などを行うことで、
上達の妨げとなっている障害、欠点を見つけ、
そこを集中的に克服しようとする、
そのプロセスが意識的な練習といえる。
 
対して、
何も意識することなく、
ただひたすら回数をこなすことを目的として、
練習をした場合、
同じ時間を費やしたとしても
上達の度合いに大きな開きが生まれる。
 
意識的な練習は、
欠点の克服を伴うため苦痛を伴う場合がある。
しかしながら、
その練習の先に得られるもの、
達成した後に得られるより大きな感動、喜びを得ることをイメージできれば、それは意義のある行為と捉えなおすことができる。
 
克服した後に得られる感動は、
楽をしたときに得られる一時的な楽しさとは
比べ物にならない。
 
だからこそ自分にとっての極上を目指し、
意識的な努力をしていきたい。