思考力とともに記憶力を鍛えることが思考行動の質を変える

学習においては記憶力が軽視される傾向にある。
・流動的な状況においては、記憶力よりも思考力が重要。
・知識詰め込みがたの勉強には意味がない
 
確かに
日々変化する状況において、
現状を認識し、改善を行う思考力は必要不可欠なものだ。
 
しかし、
思考するための元となるものは、
やはり蓄積してきた言葉や知識である。
 
あらゆるアイデアも既存のアイデアの組み合わせであり、
まったくの無から生み出されたものではない。
 
日々改善する際の思考についても、
いかに有効な知識を記憶しているかによって、
そこから生まれる発想の質が異なってくる。
 
自身が経験したことや、
学んだことを忘れてしまえば、
次の思考行動に活かせず同じ場所を堂々巡りすることとなる。
 
また、
「潜在記憶」というものがあるが、
繰り返し記憶した言葉、知識が
自身の思考行動に無意識のうちに大きな影響を及ぼしている。
 
思考することと同時に、
改善につながる良質な情報を、
繰り返し記憶することが、
自身の思考行動を成果が出るものへと変えていくのである。