同じ時間を費やし、同じ行動をとっても、意識の有無で成果は大きく異なってくる

同じ行動を行っても、
成果を出せる人と出せない人の違いは、
「意識」にある。

その行動によって何が得られるかを
明確に意識して行う行動と、
漫然と行う行動では、
同じ時間、同じ行動を行っても
得られる成果が変わるという実験結果がある。

とあるホテルの従業員に、
シーツの片付け、浴槽の掃除など、
それぞれの仕事によって何キロカロリー消費されるかを計算したリストを覚えてもらい、
自身がその仕事に従事するときに、
「今行っている仕事は○キロカロリーを消費している」
と意識しながら仕事をしてもらった。
結果、
何も意識せずに同じ仕事をした従業員に比べ、
健康診断の数値がより改善されていたという。

意識の持ち方により、
体にまで変化を及ぼす事ができる。

また筋トレにおいても、
そのトレーニングによりどの筋肉を鍛えているのか
意識して行えば、
意識しなかった時より筋肉が肥大する。

このように、
今の行動によって何が得られるのか、
何を得るためにやっているのかを
意識するのとしないのとでは、
得られる成果が異なってくる。

この事から、
手段の目的化が成果の妨げとなることも、
当然といえる。

行動するときは、
何のために行っているのか、
何を得たいのか、
を必ずセットで捉えられるように習慣づけたい。