出来事はそれ自体には決められた意味がある訳ではなく、
それに対してどのように解釈するかで、
そこから得られる価値が決まってくる。
取り返しのつかない失敗をして絶望したときや、
他者に理不尽な事をされ怒りに満ち溢れた時、
そのマイナスな感情をそのまま引きずってしまうと、
更に感情がマイナスの方向へ膨らんでいく。
その強い感情に思考が引っ張られてしまうと、
マイナスの連鎖が続くようになる。
この状態を好転させる為には、
どうしたらいいだろうか。
まずは
意識的にマイナスの感情にストップをかける必要がある。
有効なのは、
「こんな出来事にも、必ず得るものはあるはずだ」「自分の為になる教訓や気づきがあるはずだ」
と考えてみる。
これは難しい事だが、
まずは感情のコントロール力を鍛えるつもりで、
最初は無理にでも言い聞かせてみる。
すると、
こじつけに近いものでも、
自分なりの気づきが生まれてくる。
これを繰り返していくうちに、
どんな出来事からも気づきが生まれるように思考が習慣づけられてくる。
「この出来事があったからこそ、今の自分がある」と言えるか、
または
「この出来事があったから、自分の人生はダメになった」と言ってしまうか、
この分かれ道は上記の意図的な思考の習慣づけの積み重ねによる。
究極は全ての出来事に感謝し、
そこから最大限の気づきを得て、
次の目標へつなげていくことである。
脳は感謝している状態にあると、
大きなパフォーマンスを発揮出来るようになっている。
どのような出来事が起きても、
プラスの方向へ結びつけられる強さ持ちたい。