日々の選択は目先の感情によって決めてはならない

日常生活において、
様々な局面で何らかの選択を行っている。
 
その選択の積み重ねが、
今の自分、今の現状を作り上げている。
 
その現状に満足していないのであれば、
今までと選択の仕方を変えていく必要がある。
 
「〇〇をするか、しないか」
「するのであればAにするか、Bにするか」
こういった選択基準は、
概して「自身にとってより満足度が高い結果」
に基づいて行われる。
 
しかし、
その満足度を
その時々の感情によって決定していると、
時として望ましくない結果もたらすこととなる。
 
「試験勉強をしようと思ったが、ついテレビを見てしまった」
「マラソンをしようと思ったが、寒いので布団から出れなかった」
 
一例ではあるが、
その時々の局面において、
自信の欲求がより強いほうを
選択肢としてとることで、
達成したかった目標から遠ざかってしまう場合がある。
 
そのため、
感情を頼りにその時々の意思決定を行っていくと、
一向に目標へ近づいていけない状況へと陥る。
 
つまり、
意思決定においては、
目先の感情、欲求に従うのではなく、
自身が本当に望む、実現したいこと、達成したいことを
常に意識できるようにしておく工夫が必要となってくる。
 
有効なのは、
心静かに本当に達成したいこと、なりたい理想像を問いかけ、
紙に書いておくことである。
それを思い起こすことで、
雑然とした日常の中でも
到達したいゴールを容易に思い出すことができるようになる。
 
目先の欲求から、本当に達成したい目標へ目線を引き戻すことにより、
現状の選択をより望ましいものへと意識的に変えていけるようになる。
 
それでも強烈な欲求に振り回されることもあるが、
その飽くなき繰り返しにより、
たえず自身の意識を目標へ引き戻すことで、
着実な、かつ日々行っている無数の選択を
望む方向へ振り向けていくことができるようになってくるのだ。