陽転思考という考え方がある。
思えば言葉こと異なるが、
身の回りの成功者はほぼすべての方がこの思考を実践している事に気づいた。
望まない出来事が起こったとき、
その事実に対してどのように思考すれば、
人生が好転していくだろうか。
陽転思考とは、
安易に、
「こんな状況は長くは続かない。きっと良くなる」
と考えたり、
「私は逆境に負けない」と強気になることではない。
もちろん「私は幸せだ」と暗示を繰り返す事でもない。
無理にポジティブになることは
現実から目を背けている点で、
何ら改善や未来への行動につながっていかない。
また、
本音では最悪だと思っている自分と、
無理してポジティブになろうとしている自分が、
ぶつかり合ってしまい、
本音に引っ張られてしまうのだ。
ではどうすればよいのか?
望まない出来事が起きたとき、
「○○があったからこそ、○○という大切な事に気づく事が出来た。本当に良かった」、
という形に収まるように、
その出来事から気づきを得るように、
思考を変えていくことが重要となる。
厳しい状況に直面している最中は、
その状況を客観的に見ることが難しく、
なかなかプラスになる気づきを得ることが出来ないように思える。
しかし、
上記のような結論となるように、
気づきを探していくことで、
本当にその出来事があったからこその
気づきを見つける事が出来るようになる。
「実はその出来事は自分を成長させるための、
大切な経験であった」
という結論に昇華できるのである。
そして実際にそうなる。
さらには、今後同じような困難が訪れることが、
怖くなくなってくる。
全ての経験を自身の糧に出来るようになるからだ。
また、トラウマとなっている
過去の失敗体験に対しても
新たな気づきを得ることが出来れば、
その体験が知らずにかけていた行動のブレーキを外す事が出来るようになる。
直面した望まない出来事を受け止め、
そこから最大限の気づきを得ることで、
プラスの好循環が生まれるのである。