モーグルの上村愛子選手は、
日記を書くようになってから、
ワールドカップで五連勝したという。
サッカーの中村俊輔選手も、
20年以上も前からサッカーノートをつけており、
日々自分を振り返っていたという。
試合ごとによかった点、
うまくいかなかった点を振り返り、
改善点も含めて書くことを日課としており、
それを見返すことで自身を客観的に見つめていた。
この日記は、
自身の成長を飛躍的に高める為に、
有効なツールである。
ここで大切なのは、
日記を書くためのテーマ、目的を先に決める事である。
スポーツ選手などは、
「モーグルで金メダルをとる」「ワールドカップ優勝」など、目標を比較的定めやすい。
さらに中村選手は、
以下のように表紙に目標を記載していたという。
最初のページには、「短期(半年先)」、「中期(1年先)」、「長期(2年以上先)」と3段階に分けて目標を書いている。大事なことは漠然とではなく、決意表明のつもりで書くこと。
そのテーマが決まれば、
そこへ到達するための不足点や、
うまくいった点を効果的に振り返る事ができるようになる。
しかしながら、
テーマを定めずに
日々の所感を徒然なるままに書き連ねるのであれば、
それは大きな成長を促すツールとしての効果は発揮出来ないだろう。
問題は、
ビジネスマンなどにおいては、
目標の設定が個々に任せられており、
簡単には決められないことである。
○○会社で社長になる、
そのために日記をつける。
でもよいし、
営業において自社ナンバーワンの売上をあげる。
そのために日記を書く。
でもよい。
本を出版する、
そのために日記を書く、
でもよいし
発展途上国に学校を作る、
そのために日記を書く
でもよい。
自分自身の目的を持ち、
その達成のために日記を書くことで、
人々が驚くような成果につなげて行くことができる。