大きな目標を達成するためには、
いきなりその目標地点に到達する方法を考えてはならない。
目標達成は山登りに例えられるが、
足で登る登山の場合、
目標である山頂に一足飛びでたどり着く方法はなく、
山頂までのルートを決め、 必ず一歩一歩登っていかなくてはならない。
また、穀物を育てることも同じで、
いくら食べ物が欲しくても 一足飛びに収穫をすることはできない。
「種を植える」という原因は必ず必要となり、
必要な栄養が与えられたうえで、
必ず一定の時間を経過しない限りは、
穀物は収穫できない。
これは自然の原理原則である。
目標達成までに必要なステップを 省くことはできないのである。
一つの小さな成功を得たら、 その先に新たな一つの小さな成功を得る。
それを繰り返すことにより、
その成功が大きくなっていき、
最終的に大きな目標が達成できるのである。
一足飛びにゴールを目指す方法を考えても、
そんな虫のいい方法はなく、
挫折するのみである。
大切なことは、 最終的なゴールに到達するために、
何をすべきなのか、
その途中のポイント、ポイントを正しく見極めることである。
そして今現在何をすべきなのか、
何をすることが最も重要なのかを、
見極めることである。
それを見極めて初めて、
迷いのない一点集中の努力、
つまり最も効果的な努力が可能となる。
しかるべきステップを踏めば、
必ずゴールに到達できることを忘れず、
そのプロセスを見極める正しい目を持つことこそを
自分に求めなければならない。