自分がイメージする以上のことは達成できないと言われている。
イメージできなければ、
全ての行動がその場限りの、
思いつくままの行動をとることとなる。
こうしたいという状況をイメージできていれば、
そのイメージしたゴールに近づくためには
どうしたらいいだろうという方向へ
脳が働き始めるようになっている。
ただ漠然とイメージするだけではなく、
今の現実世界よりも
より鮮明に、より具体的に、よりリアルにイメージすることが
とても重要となる。
理想をイメージしていたとしても、
今の現実の方がリアリテイが高いのであれば、
現実に引っ張られて
脳は駆動力を失ってしまう。
これは脳科学の分野でも証明されていて、
脳は現実の出来事と、
頭の中でイメージした出来事の区別ができないと言われており、
より鮮明に描いている出来事を
現実世界に体現しようとして働き始める性質を持っている。
そのため、
自分が望む状況を
よりリアルにイメージする工夫が何より大切となる。
その望む状況が実現できた時、
自分が何をしていて、何を話していて
自分がどんなことを感じていて、
周囲の人はどんな様子で、どんな言葉を自分に話しかけ
今まで見えなかったどんな景色が見えているか
といった視点で、
自分が映画監督になったつもりで、
細部の細部まで今この場で目の前に見ているかのように
イメージを作り上げていく。
そしてそれを言葉にしてかき上げ、書き直し、
自身の思いにより近づくように修正していく。
そのプロセスを経て、
現実よりもよりリアルに理想のイメージを描けたとき、
そのあとに生まれてくる手段、方法は
より効果的なものが発想されてくる。
これこそが、
どうすべきか?を考えるよりも、
まず最初に取り組むべく重要な行為なのである。