目標達成につながる行動をとろうと思っていても、
気付くとその場限りの行動をとってしまう習慣は、
ちょっとやそっとの努力では脱却できない。
ついネットサーフィンに時間を費やしてしまったり、
緊急の出来事ばかりに取りかかってしまう。
とるべき行動を理屈では分かっていても、
その場限りの行動をとってしまうのは、
感情がその意志決定に大きく関わっているからである。
目標達成のための行動が、
辛く苦しく感じており、
自分を厳しく律して抑圧している状態であれば、
楽しい感情が得られるネットサーフィンの誘惑には勝てなくなる。
反対に、
「この目標を是非とも目標達成したい」、
「達成したらすばらしいだろうな」、
という強い感情を持っている場合は、
その感情が目の前の誘惑より上回っていれば、
目標達成に向けた行動は容易となる。
感情を天秤にかけたとき、
より強く好ましい感情が得られる方を選択する傾向にあるのだ。
そのため、
目標のことを考えても全く感情が動かされないのであれば、その目標を達成する確率は限りなく低くなり、
また万一達成できたとしても、
あまり喜ばしくないものとなる。
目標について限りなく感情を高めるためには、
達成したシーンをあらゆる角度から鮮明にし、
自分が心から感動できる状況を手探りで模索していくしかない。
このプロセスが目標達成に大きなレバレッジを生み出す行為となる。