大きな問題を解決するために必要なステップとは

目の前に大きな課題が立ちふさがった時、
捉えどころのない事象に意気消沈したり、
とにかく現状を逃れたい思いで手当たり次第に解決策を模索しようとすると、
最善の解決策は導き出せない。
 
以下のステップを意識してみるとよい。
 
■まず、
「この問題が改善されたらどんな状態になるか」
「どのような形で解決されれば最高といえるか」
という課題解決後のゴールを描く。
 
仮に漠然としたものであっても、
この理想の状態が描けているのといないのとでは、
その後の推進力に大きな影響を与える。
 
■課題解決後のゴールを描けたら、
その状態に至るために必要なステップを
可能な限り因数分解して、
構成要素を書き出していく。
 
その構成要素をクリアしていけば、
理想の状態に到達できる、
と思えれば目の前の努力に意味が生まれてくる。
 
かつ、
これ以上にないほど簡単なステップにまで
因数分解できれば、
理想の状態にいたる全体像を把握することができる。
 
それにより、
「どこから着手すれば一番効果が高いアクションがとれるか」
といった、
山頂に到達するための最短ルートも見えるようになってくる。
 
また、簡単なステップまで分解するほど、
現状と解決策の差分が容易に判別できるようになり、
仮説の精度が高くなる。
 
目の前の目標が高すぎて一歩も動けないときは、
以上のステップから始めてみるといいだろう。