「もし○○だったら成果が出せるのに」と思ったときの脱却方法

「もし○○だったら幸せになれるのに。」
「もし○○があったらもっと結果をだせるのに。」
と制約条件にばかり目がいってしまうときがある。

お金があれば、年齢が若ければ、
などその制約条件は多岐にわたるが、
その制約条件を取り除くことに目を向けるほど、
前に進むことができなくなる。

とくに年齢のような、
自分ではコントロールできない要因に目を向けてしまうと、そこで何も踏み出せなくなってしまう。

その思いこみにより、
脳はそれ以上の働きをしなくなる。

この状態から脱却するためには、
「もしこの制約条件がなければ(もしくは解決すれば)、その後何をしたいのか?」と問いかけることである。

すると脳が本当に実現したかった事に目を向け始める。 
本当に実現したかった事に目を向けることで、
実はそれが制約条件ではなかったと気づく場合もあるし、違うアプローチから達成する方法が見つかることもある。

いずれにしても、
本当に実現したかった真の目標に目を向けると、
あれほど気になっていた制約条件を取り除く事は
本当に心から望む最終目標ではなかったことに気づけるのである。

目の前の制約条件に捕らわれた思考停止の状態から、
真の目標、真の課題について思考を振り向けられるよう、自らをコントロールできるようになる。
思考が動き出すようになる。

この制約条件にとらわれる思考は、
状況を変え、形を変え常に現れる。

このような意識的に自身の思考をコントロールする術を持つ事が、ハイパフォーマンスを保つことにつながる。