差別化とは、より高い価値を提供すること

勝ち残っていくためには「差別化」が必要という表現をよく使うが、
差別化の意味を表面的に捉えてしまうと、
方向性を見誤ることになる。

他者に勝つことばかりに目がいくようになると、
顧客により高い価値を与えるにはどうしたらよいか、
という視点から目が離れてしまう。

差別化が効果を生むのは、
差別化がより高い価値を生む場合のみである。

目的は他者よりも高い価値を顧客へ提供する事であり、
それが実現できれば必然的に勝ち残る事が出来る。

「より高い価値を提供する」
という目的を忘れなければ、
いたずらに価格競争することもなく、
他者の動向に振り回されることもなく、
圧倒的な価値を生み出す為に、
資源を集中させていくことが出来るようになる。