応急処置ではなく、本質的な対処を行う

ベストセラーのビジネス書「ゴール」では、
ボトルネックという言葉が出てくる。

生産性の低下という結果に対して、
手当たり次第に対処策を講じるのではなく、
まずは根本的な原因を掴み、
そこを改善するという取り組みである。
(どんなにビンに水が入っていたとしても、
ビンの首が細ければチョロチョロとしか水が手でこない。このビンの首にあたる部分を見つけ、改善するのだ)。

これは工場の生産ラインだけではなく、
個人においても同じ事が言える。

自身の目標達成プロセスにおいて、
ペースを遅くしている根本的な要因を見つけ、
それを改善するのだ。

するとそのわずかなアクションが、
全体の改善につながり、
費用対効果が限りなく大きい問題解決となる。

反対に思いつきでむやみやたらな暫定対処をしていれば、
ボトルネックに到達するまで、
暫定対処を繰り返しても、
やるべき事は増え続け、
一向に事態は改善されない事になる。

最低限の対処で、
最大限の成果を得て、
全体の成果が改善されていく、
そのような打ち手を実施するためにも、
ボトルネックを見つける本質的な思考を身につけたい。