悪習慣を克服できない理由

成果を妨げる悪習慣を克服しようとして、
目先の欲求を抑えることに意識を集中しても、
うまく行かないのは何故か。

例えば生産的な事に時間を費やしたいとして、
テレビを見る時間を減らしたいと思っても、
テレビを見ないことに集中すればするほど、
テレビを見たい誘惑に負けてしまう。

何故負けてしまうのか?
それには以下のような理由がある。
・反射的に湧いてくる欲求をただ抑え込もうとしたり、
抗おうとすると、
余計に思考がその事に集中されてしまう。
対象に焦点を当てるほど、
それに近づくように脳が作られている。

・さらには、
「○○をしない」という選択肢は、
何もしない事がゴールとなる。
何もしない空虚な状態と、
目先の欲求を満たしたときの状態を比較すると、
後者が勝ってしまうのだ。

ではどうすればよいか?
やはり「何をしないか」ではなく「何をしたいか」に焦点を当てることである。
つまり悪習慣を克服して、
何をしたいのか。
理想の行動とは何かを考え、
それを取っている自分をイメージすることだ。
そしてその自分を「すごい」と思って
すがすがしい感情とともに描くことだ。

理想の行動を取っている自分をイメージすればするほど、
意識がそのイメージに近づいていき、
悪習慣を克服することが容易になる。

これを繰り返す度、
克服が容易になっていることに気づくだろう。