目標ばかり考えて満足してはいないか

行動を続ける限り必ず失敗は起きる。
失敗が無いときは、
行動そのものを避けているのではないかと、
自身を振り返ってみたい。

未来について理想の絵を描き、
シュミレーションを行うのは大切だが、
その作業だけ永遠に繰り返しても、
行動がなければ具体的に何も起こらない。
いい結果も悪い結果も得られない。

当然な事ではあるが、
中には未来のシュミレーションだけを延々と描き続け、
実践の場を持たない方が驚くほど多いのだ。

例えばスポーツなどでは比較的目標と行動計画を立てやすい。
目標:○月の大会で優勝する。
行動:毎日○○を練習する。
同じ大会に参加する人の多くが同じ目標を設定する。

そして、
大会の日がくれば参加し、
必ず行動した結果が残る。
優勝すれば目標達成、
出来なければ何がいけなかったかを考え、
二度と同じ失敗をしないように考える。

このようにスポーツは競争で勝つという性質があるため、
目指すべきゴールとそれを実現する手法がある程度明確に与えられているのだ。
受験なども同じである。

しかしながら自分の人生における目標は、
自分で望むゴールと達成する期限を考えなくてはならない。
仕事でのやりがいを重視するのか?
もしくは収入を重視するのか?
家庭での貢献を重視するのか?
趣味に焦点を置くのか?

周りから与えられたゴールが
自分が本当に望むゴールとは限らない。

自分は何に価値を置くのか?
自分はどんな存在でありたいのか?
どんなパーソナリティを持ちたいのか?
社会にどんな影響を与えたいのか?
満たしたいものは何か?
どんなが欲しいか?どんな感情を得たいか?

それは自分と向き合いながら、
彫刻を掘り出すように、
自分で明確にしていくしかない。

そのため、
目標設定に多くの時間を費やしてしまうのだ。
繰り返しになるが、
目標設定はなくてはならないものだ。
しかし、
いつ何をするかを決めなければ、
いつまでも行動した結果が残らない。

行動を先延ばししないためにも、
スポーツの大会や受験のように、
目標達成本番の日付を決めること、
そしてそのために準備することを、
タスクリストに落とすこと。
ここまでを必ずセットでやりきることを忘れてはならない。