成果を出している人のPDCAの回し方

今一度成果を出している方に、
日々実践しているPDCAの回し方を聞いてみた。

計画を立てるときは、
手段やプロセスにこだわる前に、
必ず計画を実行した後のゴール、目的地を描くことにこだわる必要がある。
手段ばかりを詳細に考えると、
手段の目的化(その手段を行う事そのものが目的となっている状態)に陥り、
本来進みたい方向とは異なる方へ進んでいても気づかないといった状況となる。

目指すべき成果を明確にする事、
それなくしては計画は立てられない。

次に実行するときは、
計画を忠実にこなす必要はない。
あくまでも目指すべき成果に向けて、
一番早く到達出来る方法を柔軟に考えながら対応する事を第一とすべきである。
何故なら
ただこなすための計画ではなく、
ゴールにたどり着くための計画だからである。

行動した後の振り返りは、
結果が期待した予測より上回ったのか、
それとも下回ったのかを
比較して認識する。
結果について自分で評価するのである。

そして、
何故上回ったか(下回ったのか)の
原因、理由を自分なりに分析する。
原因と結果のつながりを深く正しく理解できるまで、
考え抜く。
この時外部環境など自分で変えられないものを原因とせず、
自分に焦点を当てて
自分自身が働きかけられる原因を見出すことが重要となる。

そうすることで、
自分自身を改善し、
その原因を取り除いていくことが出来る。

その繰り返しで次の計画の精度を少しづつ上げていくのである。