pdcaサイクルとoodaループ

pdcaという改善のプロセスは有名である。
pつまり計画を立て、
その計画に対する期待と実行の結果を比較し、
新たなより精度の高い計画を立てるための気づきと改善を繰り返すプロセスである。

しかし、
工場の生産性向上やスポーツの技術向上など、
分かりやすい目標がある場合には良く機能するが、
計画を立てる初心者の方が
むやみやたらと計画を立てても、
その後に続く行動や改善の精度が低くなり、
本質的な成果につながる行動に、
一向にならない可能性がある。

そこで新たな思考プロセスとして、
アメリカ海軍が使用しているoodaループというものがある。

Observe(観察)→Orient(情勢判断)→Decide(意思決定)→Act(行動)

状況を観察し、
仮説を持って方向性をつけ、
意志決定を行い、行動する。

まず計画ありきではなく、
状況をつかむことから始め、
進むべき方向に当たりをつけ、
そこから始めてどのような行動をとるか、
計画を立てていく。

時々刻々と変わる情勢、環境に即座に対応する計画を立てるためにも、
oodaループの考え方を是非取り入れたい。

pdcaでは立てた計画を遂行することにこだわるが、
oodaでは成果を出すことにこだわる。

成果にたいして、
計画や手段は柔軟であるべきだ。