自己投資を行う際は、
いつどんな形でリターンを得たいのかを考慮にいれることが重要である。
そしてそのリターンを得られるのが何十年も先である場合、
それを優先的に行うべきか再考したほうが良い。
例えば偉大な経営者が歴史小説を読んでいたからといって、
自身がそれを真似したとしても、
それが形になって表れるのは相当先となる。
もし自身の生活が自転車操業で、
生活費の工面にも苦戦している場合、
まずは短期的な目標を立ててその状況を脱することが先決である。
自身がそのような状態であれば、
偉大なる経営者の真似をして、
リターンまで相当の時間を要する投資は控えるべきである。
そうでないと、
リターンを得られるまでに体力がなくなり、
立ちいかなくなってしまうからだ。
長期的な投資を行う前提として盤石な体力が必要となる。
いずれは長期的投資を実践するようにシフトしていく事を目指しながらも、
今自分が置かれている現状を意識して、
短期的にリターンを優先して積み重ねていくことは、
着実な歩みを行う上で不可欠なのである。