生きるほどに良くなっていく人生を送るためには、
日々の生活、仕事をただ頑張るだけでは不十分である。
満足のいく成果が得られていないと、
昨日より二倍の量をこなしたり、
二倍の速さで行動しがちであるが、
その考え方自体に問題があれば、
誤った結果が二倍早く得られるだけとなる。
日々意識しなくても、
目の前に次々と仕事が押し寄せ、
またやるべき事が現れるが、
それをただ次々に処理していても、
望む場所にたどり着ける訳ではないのだ。
何も考えずに来た球を打ち返しても、
何度も同じ事に煩わされることとなり、
一向に状況が楽にならない。
そして次第に主体性が失われていくのである。
そのようなときは、
このまま同じ事を十年繰り返して、
果たして右肩上がりに人生が良くなっていくだろうかと
自問自答してみるとよい。
そしてそうではないのであれば、
一旦立ち止まり、
自分はどこに向かって進んでいきたいのか
改めてゴールを見直してみるべきである。
主体的にゴールを設定し、
その成果につながる行動を選択していかなければ、
自分が望む境地には近づいていけない。
反応的な生き方は選択しない分楽ではあるが、
失われた主体性により心の中に不満足がくすぶり続ける事となる。
価値につながる、自分の成長につながる行動だけを、
意識的、選択的にとり、
自分の人生に主体性を取り戻してこそ、
成果と幸福感を共に手に入れられるのではないだろうか。