強い必要性を感じなければ、気づきは生まれない

とある経営者の方にお会いする機会があったが、
その方は気づく量がとてつもなく多く、
大量のメモを取っている。

多くの方が見逃してしまうような発想を、
次から次へと書き留めている。

気づく量の違いにより、
成果に大きな違いが出てくる。

何故気づく量に差が生まれるのだろうか。

それはどうしてもたどり着きたい目標があり、
しかし現状は異なっており、
そこへたどり着いていない事に
大いに困っているからである。

表現にすると単純だが、
人は必要性がない、つまり困っていない事には
それを改善するためのアイデアが湧いてこないのである。

できればこうしたいけど、
まあこのままでもいいかな、
と思う事であれば、
真剣に考える事はなく、
気づきの量も著しく低くなる。

その問題を解決することに、
いかに強い必要性を感じているか、
感じさせることができるかが、
脳の力を最大限に活用する鍵となるのである。