目標を達成できないという相談をよく受けるが、
やはり、目標達成について多くの誤解がある場合が多い。
目標を定め、
明確にすることは重要だが、
それで満足して終わってしまう方が多いのである。
到達するゴールを明確にすることはもちろん大切だが、
目標を立てたとしても、
そこへどうやってたどり着くか、といった
プロセスが見えていなければ、
そこへ向けて歩き出すことはできない。
目標達成は山登りに例えられるが、
山頂を目指したとしても、
やみくもに登り始める人はいない。
どの道を登っていくか、
地図を見ながら決めておき、
登っている途中でも、
このルートで合っているかを
つねに地図を見ながら確認する作業を行っている。
しかし、
こと目標達成においては、
この基本的なことを行っていない場合が多いのだ。
ルートを決めずに突然歩き出したり、
地図で自分の位置を確認せずに歩き続けたり
しているのだ。
また、
山頂を目指す、と決め毎日決意しているが、
どこから登ろうかを決めかねて、
一向に登り始めない人もいる。
目標を決めたら、
ルートまで決める事をセットで行うことを意識付けし、
さらには日々自分の位置を地図で確かめる振り返りを、
目標達成においても必ず行うことだ。
山登りや旅行で必ず行っていることを、
今一度おろそかにしないように自分をチェックしてみたい。