漠然とした目標のままでは達成出来ない


高いレベルで目標を達成している人に
その秘訣を伺ったことがあるが、
「明確にする」作業を徹底しているとの事であった。

明確にする、
とは以下のようなことを指す。

・どうなったら自分にとって理想なのか、
そのゴールを明確にする。

・そのゴールをどういうプロセスで実現するのか、
そのステップを明確にする。

「なんとなく、こうなったらいい」という方向性があったとしても、
それが漠然としたものであれば、
そのままでは達成することが出来ないのは、
脳の性質として有名である。

目標達成を繰り返している方は、
その事実を理解しており、
頭のなかで繰り返しはっきりとしたイメージを描いたり、
紙に言葉で書き出したりして、
望む状況をまるで現実の世界を見るかのように、
明確に描ききることに
こだわっているのである。

さらに、
そのゴールにたどり着くまでに、
自分が最高のパフォーマンスを発揮している姿を
明確に描いている。
まるで劇のリハーサルをするかのように、
頭のなかで自分が取るべき理想の行動をシュミレーションできれば、
それを実行に起こすのはより容易となる。

最初は漠然とした思いが大半なので、
明確にする作業は非常に労力を必要とするだろう。
しかし、
雲の中にいるような状態の中から、
少しづつ少しづつ自分が望む状況を
自問自答しながら明確にしていく作業は、
理想を実現するためにとても重要な作業となるのである。
そして明確に描くことが出来なければ、
それは行動にも移すことができないという事実を
よく理解して目標達成のステップに必ず取り込んでいくようにしたい。