自分を律する力を、成果に繋げるために意識しなければならないこと

自分を律する力の有無が、
将来どれだけの成果を出せるかに
関わってくるという研究結果がある。

目の前の短期的な成果を取ってしまうことで、
今我慢することで得られるより大きな成果を待てない人は、
結局大きな成果は手に入れられない、ということである。

ここで重要なのは、
ただ無闇やたらな我慢ではなく、
その我慢がどのような結果につながっているかという、
明確な認識を持っていることが大切である。

世間的な価値観によって、
「これは良くない」
という漠然とした思いで我慢をしたとしても、
自分自身にとって意味が感じられなければ、
結局はその短期的な利益を選んでしまうのだ。

いま、
それを我慢することで、
この先にどんなより良い成果を得られることになるのか、
そのより大きな成果を明確に意識すること、
そしてそれを手に入れるという目的こそ大切なのである。

すると、
今目の前の我慢をするという行動について、
大きな意味付けがなされ、
心の底から我慢したい、
という欲求が生まれてくるのである。
誰か他の人に進められても、
むしろ自分は絶対にやりたくない、
という思いすらうまれてくるのだ。

私たちは、
日々、無数の選択と行動を繰り返している。
その選択において、
ただ目先の事象だけを見て
直感的に、もしくは無闇矢鱈に行うのではなく、
その行動がもたらす未来の結果を強く意識し、
その上で目の前の行動を選択するという
現在の行動と未来の結果のつながりを
強く意識することが、
都度都度必要になってくる。

それができれば、
どんな小さな行動であっても、
強烈な意味が生まれてきて、
それが忍耐を要する行動であっても、単調に見える行動であっても、
意欲的積極的に
取り組むことができるようになるのである。
そして、
より今のその行動を、
より大きな成果に、自分が望む成果につなげることができるようになるのである。