一流の人から学ぶとき、
ただ表面的な行動だけを模倣していても、
思うような成果は出ない。
大切なのは、
その方を作り上げている目には見えない本質的な部分に気づき、
その部分も含めて模倣することである。
本質的な部分になるほど、
気づくことが難しくなってくる。
人によっては全く理解できない場合もある。
そのため、
目に見える行動を真似する方が容易なのであるが、
本質をとらえないままに行動を真似しても、
決してその行動の真意は理解できないのである。
本質的な部分とは、
その行動を選択するに至ったもととなる
思考、価値観、世界観である。
その目に見えない土台があってこそ、
その時々に応じた行動の選択が可能となる。
その本質的な理解がずれたままで
むやみやたらに行動を模倣しても、
その行動が的を得たものにならず、
やはり成果は出せなくなるのである。
より難易度が高い本質的な部分に気づき
それの部分も含めて模倣をすること。
簡単に気づくことはできないため、
もし気づけなければ、
質問をしたり、その方が読んだ本を読むなど情報収集をして学び
自身の見識を高めることも必要となる。
また、
この方はどういった考えのもとこの行動をとったのか、
と自問自答することも有効である。
大切なのは、
より本質的な部分に気づこうとする意識であり、
その問いかけがあれば今までよりもより深い学びを行うことができるのである。