相手に好かれようとは考えないことが、信頼関係の構築につながる。

営業で大きな成績を残している方にお話を伺う機会があったが、
改めて大きな気づきがあった。

人と接するときに何を意識されているか伺ったところ、
「人に好かれようと考えないこと」
とのことであった、

営業であれば人に好かれる人であることが大事だと考えがちだが、
そうではないのである。

大部分の方が相手に好かれる人になろうとして、
好かれるための言動をとろうとする。
そうすることで、
自分が思っていることがいえなかったり、
自分を極端に抑えてしまったりして、
人間関係で大きなストレスを抱えるようになる。
相手の為に言うべきことも伝えられなくなるため、
相手に貢献する存在となることも
できなくなるのである。

しかしながら、
ただ好かれようと思わないだけでは、
足りない。
これでは無関心な人と何ら変わりが無くなってしまう。

あくまでも
自分が相手に対して、
価値を与えようと主体的に働きかけることが大切である。

この二つがセットになって、
初めて相手に大きな貢献ができる自分になるための基礎ができあがるのである。

相手に最大限の価値を与えようとはするが、
相手から好かれようとは考えず、
相手のために厳しいことも毅然として伝えることができる。

その状態になって、
初めて大きな貢献を与えられる
魅力のある存在になることができるのである。
そして人間関係のストレスも大きく減少し、
より大きな仕事も成し遂げられるようになる。

相手と信頼関係を築く上で、
相手に好かれようと考えることはむしろ障壁となることを
よくよく心したい。