好かれる人を目指すのではなく、尊敬される人を目指す

リーダーとして成果を出している人に話を聞くと、
好かれるのではなく、敬われる存在となる事に視点をおいているという。

周囲にも「好かれたい」という思いを持っている人は多いが、その思いがあるとリーダーとして行き詰まる事になる。
好かれたいあまり、
以下のようになる。
・思った事が言えない
・他者の顔色をうかがい疲れてしまう。
・八方美人となり、人によって意見がブレてしまう。

このような事情から心労が積み重なり、
リーダーを辞退する人を何人か見てきた。

しかしながら、
他者を一切意識せず、
自分がありたいように突き進むのが良いかというと、
それでも行き詰まる事になる。

「この人のために頑張る」
「この人が言うことなら聞こう」
と思われてこそチームとして大きな成果があげられるが、他者の視点を考えなければそのような存在にはなれない。

ではどうすればよいか。
前述のように、
尊敬される存在になることを目標とすればよい。

尊敬されるのはどのような人か?という視点で考えると、好かれる人とは違う基準が浮かび上がってくる。
・「八方美人で優柔不断の人は尊敬されない。」
・「信念がなく、自分の意見の軸がない人は尊敬されない。」

などは一例だが、
尊敬される人を目指す事で、
人の顔色に振り回されず、自分がリーダーとして正しいと思う判断基準が持てるようになるのだ。

すべての人に好かれようという気持ちは、
成果の障害となることを、
今一度意識したい。