全体像を頭に描いてから、その全体像を構成する部分を完成させる

より大きな成果を出している人は、
全体像を頭に描いてから、
その全体像を構成する部分を完成させようとする。
 
一方、
頑張っているのになかなか成果が出ない人は、
全体像を描かずに仕事に着手し、
目の前の仕事の細部にこだわり、
その細部が集積して結果的に全体像を作り上げている。
 
前者は勝つべくして勝つ人となり、
後者はなりゆきまかせ、いきあたりばったりの努力となる。
一生懸命努力はしたが、
なぜか結果は思わしくない、というのはこの後者のパターンによる。
 
今自分は何をするべきか、
その答えは将来どのような状態となっていたいか、
結果を思い描く事から始まる。
そこから逆算して、
はじめて一つ一つの手段が方向性と意味をもってくる。
 
その結果を描くことなく、
ただひたすらに努力するならば、
その努力には常に不安がつきまとい、
それが正しい努力か修正が必要か、
修正が必要ならどんな修正をすべきか、
といった基準が何一つなく、
次第に努力する意欲そのものが失われてしまう危険をはらんでいる。
 
まずは仮でも目的地を決める事、
そこから俯瞰思考が可能となる。