読書において、読んだ冊数を目的にしてはならない

読書をしているとき、
時間をかけた割には内容が頭に残らないときと、
読んだ時間は短いが重要な箇所が強烈に記憶に残る場合がある。

前者は大抵、
本を読む目的、つまり
「何のためのこの本を読むのか」「この本から何を得たいのか」
が不明確なまま、
ただ読むことが目的となっている場合が多い。

そういった意味では、
「本を月〇冊読む」といった
単純な量を目的とすることも危険である。

大切なのはかけた時間や量ではなく、
そこからどれだけの役に立つエッセンスを
得られたかである。

例えば、
自身が抱えている課題、問題があり、
その解決法を探すために本を読むことは、
明確な目的を持った一例といえる。

また、
一週間後にプレゼンがあり、
その資料作りのために本を読むなども、
目的をもった読書といえる。

その様な目的がなければ、
意図的に作り出すことが大切となる。
「アウトプットが必要な場に参加する」
「ブログを書く」
なども読書のための目的となりうる。

目的があれば、
得たい結果に焦点を合わせた読み方ができ、
そのほかの重要でないところは潔く捨てることが出きる。

実際、
本の中の重要なエッセンスの8割は、
2割のページに含まれていると言われている。

自身の目的に沿って、
そのエッセンスを見つけ出すつもりで、
日々の読書に取り組むことで、
初めて量をこなす意味が生まれてくるのだ。