自分の弱みを直視する勇気をもてれば、強くなる方法が見いだせる

自分が理想とする人をベンチマークとすることは重要だが、
自分とはレベルのかけ離れた相手の戦略をそのまま真似しても、
そのまま適用できない場合が多い。

自分の現状を見据え、
その段階にふさわしい思考、戦略をとらなければ、
他者ほど成果を上げることはできず、
決してその相手を追い抜くことはできない。

楽天ゴールデンイーグルス監督時の野村監督は
弱者には弱者の戦略があるとおっしゃっていた。

自身の現状を認知、認識すること、
そしてその自分が勝利を得るために何をすべきかを
徹底的に考える事。

それが、
弱者ならではの、
強者にも勝てる戦略を生み出すのだ。

自身の立ち位置を弱者と認識することは、
勇気がいることでもある。

「そんなはずはない、自分はもっと優れているはずだ」と
認識を誤ってしまえば
現状の自分にふさわしい戦略は生まれてこない。

弱みも含め現状の自分を徹底的に見つめる勇気を持つことで、
初めて強者になるための対策を考えていくことが出来るのだ。

理想は高く、
しかし現状はしっかりと認知して、
倦まずたゆまず小さな成功体験を大切にしていくことこそ、
強者へとなるための方法なのである。