子供の感情を認め、自分で考える力を育てる

子育てにおいては、
子供の感情を認めてあげることが大切となる。
 
大人ではすぐにできるようなことであっても、
子供には驚くほど困難が伴うことが多々ある。
 
大人が期待するような行動をとらなかったり、
注意していることを何度も繰り返している時など、
「なぜそんなことができないのか」と
大きな声で怒って力で従わせるといった方法をとりがちだが、
「なぜそういう行動をとっているのか」「何をどのようにかんじているのか」
をできる限り知ろうとする努力が必要である。
 
何度か質問をしているうちに、
大人が思いもよらなかった子供なりの気持ち、感情が見えてくる。
どんなにつたないものであっても、
いったんはその子供なりの事情、感情を頭ごなしに否定せず、
認めてあげる事が非常に大切なコミュニケーションとなる。
 
そのうえで、
望む状態に至るためにどうしたらよいかを
一緒になって考えるというスタンスが有効である。
 
その際はあくまでも答えを持つものとしての大人目線から
指示をするのではなく、
「こう思うけどどう思う?」
などと問いかけ自分自身で考えさせる訓練を常に行うことだ。
 
そして自分で出した答えは否定せずにまず実行させてみる。
そしてその結果がうまくいかなければ、
さらに何か気づいたことはあるか問いかける。
 
普段の繰り返しで次第に自分で考える習慣がついてくる。