日常に満足していない場合は、
周囲の人や環境にばかり目を向けるのではなく、
まずは全ての根本である自身の思考について
どのような癖があるのかを探してみる必要がある。
感情や思考は目先の出来事に対して
自動的に反応し、生じてくる。
それがその人が培ってきた思考の癖である。
自動的に生じてくるがゆえに、
大抵はその思考の癖について無自覚である。
ある出来事に対して生じる、
怒り、不安、恐怖など、
自身をコントーロール不能とする強い感情も、
無自覚に行っている思考から引き起こされている。
その思考の癖がより良い人生をもたらすものか、
もしくは悪いほうへ退化させるものかを自覚し、
後者であればその思考の癖を改善して行かなくてはならない。
その思考レベルからの改善を行わなければ、
いくら行動を改善しようとしても、
ブレーキをかけながらアクセルを踏むような
非効率な歩みを行うこととなる。
脳を制御している思考と
そこから発生している感情をそのまま野放しにせず、
「今私はこう考えているが、それは人生をよりよくするものだろうか」
と自問自答してみる。
そして、
人生をよりよくするためにはどのような考えに置き換えていけばよいか、
問いかけてみることだ。
思考レベルで改善を行っていけば、
思考、感情、行動が同じベクトルへ向き、
目標達成の加速度が増していくだろう。