優れた企業には必ず理念、ミッションを掲げているが、
高い成果を上げている個人もそうである。
自分は何故、何のために働くのか?
この問いを常に自分に問いかけ続けており、
自分の成長とともに必要に応じて修正し続けている。
仕事の種類や、役職、収入にこだわるのではなく、
まずは自分が働く理由を徹底して考えている。
それこそが自身が生きる目的であり、
歩く時の方向性であり、
仕事は手段なのである。
その理念が見えていれば
道がそれた時にも気づくことができ、
修正もかけられる。
場合によっては安定した地位や収入を捨ててでも、
その理念を優先した行動を取ることもある。
しかしいずれは、
その理念を持っていない人よりも、
優れた成果を上げてしまうのだ。
理念を持たなければ、
目に見える分かりやすい指標である
仕事内容や役職、収入の高低で自身の意志決定を行おうとする。
その場合、自身の中に軸がないため、
外的要因に振り回され、
山の麓をぐるぐる回るように、
山頂に向かっていつまでも登っていけない状態となる。
お金という基準も非常に重要なものであるが、
お金より優先すべき自身の理念を持ってこそ、
副次的に得られるものであることを忘れてはならない。
今一度日常の忙しさに埋没することなく、
自身の理念について、
働く目的について
時間をとって考えてみるとよい。