同じくらいの努力をしていても、数年後に大きな差が生まれる理由

同じぐらいの努力をしているように見えるが、
数年後に明らかに差が生まれているケースを
何度も見てきた。
 
それぞれに話を伺って分かったことがある。
 
今一つ成果を生み出していない方は、
確かに一生懸命努力を行っているが、
肉体的に体を動かすという努力を
ただ繰り返しているだけの状態となっている。
 
一生懸命努力を繰り返せば必ず成果は出るという思いで、
日々無心に行動を行っているのだが、
その努力が次に繋がる意識的な努力になっていない。
 
反対に数年後に大きな成果を生み出している人は、
肉体的な努力とともに、
精神的な努力を大切にしている。
 
つまり、
ただ無目的に体を動かすのではなく、
明確な目標を定めている。
そして目標に伴う基準を定めている。
 
それに対して、
自身の行動を必ず振り返り、
よりよくなるための気づきを得る努力をしている。
より目標に近づくために、
何を変えていくべきか、
成長するためにどこで躓いているか、
どこをどのようにして強化していくか、
を意識化に引き出している。
 
そして、
その気づきをもとに、
次につながるための意識的な努力を繰り返しているのだ。
 
今一つ成果が出ていないと感じた時、
一生懸命頑張るという言葉に、
逃げてしまっていないか注意が必要である。
 
日本人にとって美徳となっている価値観でもあり、
努力していることそのものに満足してしまいがちだが、
精神的な努力にも目を向け、
意識的な次につながる努力こそ重要であることを
今一度確認してみたい。