今ある問題を解決しようとして、
様々な情報を集めるときに、
その情報を成果に結びつけられる人と、
一向に成果に結びつけられない人がいる。
それぞれの方に話を伺っていると、
以下のとおり理由が分かった。
成果を出していない人は、
良いと思われる情報をむやみやたらに集めているのだ。
それを試してみるが、
他の人が成功したのに、
自分がやるとうまく行かないという状況を繰り返している。
反対に成果に結びつけている人は、
まず今抱えている問題を明確に分析する事から始める。
何が原因でどのようなプロセスでどのような結果となったか?目指すゴールは何か?
その問題を生み出す元となった自分の思考や、行動、能力、そして取り巻く環境や背景を明確にしていく。
その上で、
限りなく自分の現状と似ている条件から
望むゴールへ到達するための最善の方法について、
焦点を絞って情報収集をしているのだ。
例えば全く仕事をしたことがない人が、
子供の時から商才のある経営者の真似をしても、
背景が異なりすぎて成果にはつながらない。
さらには、
一つの思考、行動が成果を出したのではなく、
その他に無数の種を蒔いていて、
そのいずれかの要素が、
もしくはいくつかの複合的な要素が重なって、
結果として現れている。
よって、
表面的な一つの行動を真似しても同じ結果にはならないのだ。
問題そのものをしっかりと分析し、
自分と同じ問題を解決した例を探すこと。
これが成果を出すために必要な情報収集なのである。