手段の目的化に陥らないために、最上位の目的を常に反芻する

大きな成果を残されている経営者にお話を伺う機会があり、
普段意識されていることについて聞いてみた。

まずは常に目標を意識すること、
特に自分がどういう存在でありたいかという
beingの目標を持つことが大切である。

しかしながら、
ここで陥りがちなのが、
手段の目的化である。

beingの目標に至るために必要な手段を意識するがあまり、
その手段が目標となってしまい、
何を目指していたのか、
何のためにそれをやっていたのかについて
見失うパターンである。
これは本当に多くの方が陥っている。

その対策として、
beingの目標を考えるときに、
更に最上位に位置する目的(何のためにそうなりたいのか)を
徹底的に考え続け、
更新し続ける事が大切である。

その最上位の目的を更新したら、
その目的を最初に頭に思い浮かべて、
次にその手段として○○な存在となる、
という順番で、
セットで思い浮かべるようにする。

必ず最上位から落としていく事だ。
そうすることで、
自分が最も重要としている最上位の目的を
常に意識出来るようになる。

最も大切なのは、
この最上位の目的である。
だからこそ一番強く頭に意識すべきは、
この最上位の概念となる。

その下部に位置する枝葉については、
毎回思い出さなくてもよい。

非常に抽象的な話となったが、
最上位の目的の重要さを認識し、
そこにこそ焦点を当て続けることが
大きな成果を生み出す秘訣であるという事を、
今一度認識しておきたい。