「改善」という言葉の定義について、
先日に引き続き記載する。
その言葉をどのようにするかで、
改善の結果そのものが変わってくる。
トヨタでは問題が発生し、
改善の為に原因を考える時、
「要因」「真因」に分けて考える。
要因とは問題が発生したときの理由、
真因とはその問題が起きる本当の原因を指す。
分かりやすく言うと、
改善を行っても何度も同じ問題が再発する場合、
真因(その問題が起きる本当の原因)を解決出来ていないという事になる。
その場しのぎの解決策をいくら立てても、
真因を改善しなければ、
何度も同じ問題に悩まされ時間が取られる事となる。
そのために、
少し時間をかけてでも、
真因を特定しその真因似対して改善策を講じる事が、
結果的に長期的な費用対効果を高める事ができる。
さらには、
その真因から派生される類似の問題についても予防出来るようになり、
波及効果の高い改善につなげることが出来る。
今一度、改善の定義について見直してみたい。