偉大な人に触れた場合は、成し遂げた結果を参考にするのではなく、その人をその人たらしめた習慣を読み解くべし

「私の履歴書」に掲載されているような、
歴史に残る人物の自伝に触れることは
自身を発奮させるうえで大きな役割を果たす。
 
しかし、
「大いに感銘をうけたな」で終わらせてしまえば、
一時的なカンフル剤としかならない。
 
それを自身の血肉とし、
成長に活かすためにはどうすればよいか。
 
それは、
何がその人をその人たらしめたのか、
その行動の背後に潜む
成果を生み出す原理原則を読み解くつもりで読むことが重要となる。
 
自伝の類は、
結果を後から振り返って、
話として面白くなるようにつじつまを合わせて記載している場合が多い。
 
そのため、
その行動を生み出す原動力となった、
その人をその人たらしめた思考や習慣は
表に現れないのだ。
 
それゆえに、
自身がそれを読み解くつもりで、
主体的に掘り下げていくことが大切となる。
 
卓越した結果も、
その人の思考や行動から生み出される。
何故その人は卓越した結果を出すための思考や行動をとれるようになったのか、
その要因の根本こそが
自身に取り入れるべき箇所であり、
自身をエネルギーのある存在に変えていく源泉なのである。