Doingの前に、Beingを明確にする事でパフォーマンスは上がる

最近若い方より、
「やりたいことが分からない」という相談を受けるが、
やりたいことを模索する前に、
まずは自分が納得できる理想の生き方を描けているか
自身に問いかけてみるとよい。

目標設定の順番としては、
Being(どうありたいか)
Having(何を所有したいのか)
が明確になった上で、
Doing(何をしたいのか)が初めて決められるようになる。

その順番ではなく、
Doingのみをいきなり考えようとしても、
「そもそもやりたいことがない」
という事になる。

世の中は周囲の人や
会社からの期待に満ち溢れている。
(例えば以下のように)

「○○の資格をとりなさい」
「今期中に売上を○○あげなさい」
「社のミッションを意識した行動をとりなさい」



自信が理想とする生き方を描けていないと、
これらの期待が最優先され、
その期待を自信がやりたいことに置き換えてしまう。

これでは本当のパフォーマンスはあがらないし、
充実感も得られないのである。

自身が理想とする生き方を描けており、
それを実現するための仕事であり、
日々の行動であるという順番で生きている人は、
会社の目標と自身の目標がリンクできており、
自分事として情熱を持って日々の仕事に着手しているのである。

これは目には見えない部分だが、
圧倒的な成果をあげている人が持っている
重要な考え方なのだ。

言い古された表現だが、
理想の家を建てるには、
まず十分に完成図を設計した後でないと、
基礎工事にすら着手できないのである。
そしてその完成図を持っていないと、
他に完成図を持っている人のいいなりになるしか道はないのである。