自分にしか出来ない価値を提供するために、梵事徹底を大切にする

二度と無い自分の人生において、
最大限の価値を生み出す存在になる為には、
自身の長所に目を向けて
そこを徹底的に伸ばしていくことが求められる。

全ての短所を平均点にまで引き上げたりせず、
また、世間が求めるスキルをむやみに追いかけず、
自身を見つめて
長所を世界レベルにまで磨くことに
持てる資源を集中させていくのだ。
そうすることで他と差別化を図ることだ。

ここで注意したいのは、
長所の磨き方である。

専門的な知識や技術は、
既にプロフェッショナルな方々が多数存在しており、
今から差別化を図ることは一見難しいように思える。

しかしながら、
誰も目を向けないような当たり前のことを、
誰にも出来ないレベルで徹底的にやることで差別化は図れる。

イエローハット創業者の鍵山氏は、
梵事徹底の凄まじい効力を認識され、
掃除を徹底して継続した。
社員から嘲笑されながらも、
1人で10年間掃除を徹底的にし続け、
次第に社員の心を動かしていった。

掃除により成果を生み出す心作りがなされるという作用もあり、業績回復にもつながっていった。

世間が見向きもしない領域であったとしても、
自身が夢中になって取り組める長所について、
誰にも負けないレベルで取り組んでみる。

それにより、
差別化は自然と図られ、
自分にしか出来ない価値を提供出来る存在になれるのである。