競合に勝つ戦略として、
「差別化」して、そこに資源を「一点集中」させ、
その領域で「一番」になる事が有効である。
これはランチェスター戦略であるが、
さらに根本的に大切な事を忘れてはならない。
それはその商品自体が、
自信を持って勧められるものかどうか、である。
その商品自体の価値が高ければ、
広告にお金をかけなくても、
口コミで自然に売れていくものである。
反対に、
その商品の価値が低ければ、
広告にかなりのお金をかけても、
悪評が伝搬し結果売れない状態となる。
インターネットでのレビューや口コミなど、
今まで以上の速度で評価が拡散する時代において、
商品そのものに価値を持たせることこそが、
何より大切となる。
顧客目線で見て商品価値は高いか、
競合と比べて商品価値は高いか、
もっと価値を高められないか、
これらの視点で常に改良を加え、
価値を高められ続ければ、
顧客は多少の値段を支払ってでも、
購入したいと思えるようになり、
競合との価格競争からも脱却できる。
永続的に成長する存在となるには、
広告よりも商品自体の価値に目を向ける事、
そしてその価値を高め続ける事が
最も波及効果が高い行為となる。