継続し、習慣とすることは、
大きな力へとつながるが、
その継続を成長へとつなげられる方と、
続けてはいるが一向に成長につながらない方とに分かれる。
この違いはどこにあるのだろうか。
同じ事を形式的に毎日繰り返していても、
マンネリ化するばかりで、
成長にはつながらない。
例えば同じ仕事を長年継続している場合、
それだけでその仕事における「スペシャリスト」であるかというとそうではない。
成長度合いは人によって大きなバラつきがある。
その仕事から大きな付加価値を生み出せる人と、
ただその事しかできない人に分かれてしまう。
大きな付加価値を提供出来る自他共に認めるスペシャリストは、
やはり
「この仕事で第一人者になる」
「このジャンルにおいて日本一、世界一になる」
という意識を持っている。
対して後者は、
「ただ食べていけるだけのスキルがあればよい」といったように、
その仕事に対する理想(の自分像)を持っていない。
前者の思いがあれば、
毎日の繰り返しに必ず何らかの工夫を加えようとする意識が働く。
「このままでは第一人者になれない」という思いが生まれ、更なる学習と創意工夫を行おうとする。
反対に後者は、
その日その日をやり過ごす為の、
最低限のノルマをこなすことしか意識しなくなる。
その積み重ねの結果、
両者の間に開きが生まれるのは当然である。
行動の前に、
自分は何者になりたいのか、
どんな存在になりたいのか、
どのレベルをめざしているのか?
を明確にし、
それを即答できるレベルにまで思い浮かべておくことが、
日々の成長速度に大きな違いを生み出すのだ。
行動しただけで良しとしてしまわないように、
今一度自分の理想のゴール、自分像について、
改めて問いかけてみたい。