今の現状は、
過去に行った選択の積み重ねにより
作り出されている物だ。
もし現状が良くなっていないのであれば、
その選択は他にも検討の余地があったのかもしれない。
様々な局面で
よりよい選択を行うには
どうしたらよいだろうか。
より、
長期的に見て発展するものかどうか、
という視点が重要である。
短期的に結果を出せても、
長期的に見てマイナスになっていくのであれば、
それはよい選択とはいえ言えない。
目先の結果にとらわれずに、
長期的に見て時間が経てば経つほど良くなっていくには、
今何をすべきか、
という視点で考えていく必要がある。
暫定的な応急処置を繰り返しても、
それは根本的な対処とはならず、
いずれは行き詰まる事になる。
目先の損得に振り回されず、
目先の成果に焦らず、
より良い意志決定をしていくためには、
長期的にみて良くなっていくための選択を
意図的に行っていく必要がある。
作物をすぐに収穫しようとしても、
種を蒔いてから然るべき時間や栄養を与えないと、
一足飛びに収穫出来ないのと同じである。
そのプロセスを無視して、
何とかすぐに収穫出来ないかと考えるところに、
無理が生じるのである。
そしてその試みは失敗する事になる。
長期的な視点で、
未来に何を達成したいのかを定め、
今何をすべきかを考える事は、
他の追随不可な成果を出している方が必ず持っている視点なのである。
