自分でも気づいていない無意識の思い込みを書き換える事で、自動的に成果を出せる自分になれる

もっと成長したい、
変わりたい、
と思いながら
今までの生活パターンから抜け出せないという方から
よく相談を受ける。

その理由は本人には非常に見えずらいものであるが、
成果を出している方は、
そこから抜け出せる方法を理解している。

変わりたいと思っても変われない理由で大きなものは、
自分が自分自身に対して抱いているイメージが、
否定的なものになっている、ということである。
「自分とはこういう人間だ」という自分へのイメージが、
限りなく低いと、
そこからさまざまな問題が現実にあらわれてくる。

そのため、
自己のイメージをより肯定的な方向へ、
書き換えていくことが重要となってくる。

自分に対するイメージは
その方が意識している部分と、
無意識のうちに形作られている部分がある。

そして、
その人の行動やその結果を大きく左右するのは、
より大きな力を持つのは後者である。

普段の生活で全く意識していないものであるが、
その人の行動の大部分を決定づけている。
例えるなら、
普段ソフトウェアを利用するうえで意識することがないプログラムのようなものである。
そのプログラムは、
目には見えないものの、
ソフトウェアの動作はプログラムの設計によって左右されている。

その無意識の自分に対する思い込みは、
どのように作られているのだろうか。

それは、
自身が幼少の時から現在に至るまで、
様々な要因で徐々に形作られてきている。

親がどのような思考パターンを持っているか、
どのような性格、世界観の持ち主か、
によっても影響を受け、
その親の期待に応えようとして、
もしくはその親の価値観に反発しようとして、
長い年月をかけて構築されてくる。

また周囲の環境、過ごしてきた人、
宗教や国の文化などにも影響を受け、
「世の中とはこういうもの」
「人生とはこういうもの」
「人間とはこういうもの」
そして「自分自身はこういう人間だ」
という価値観、世界観を知らず知らずのうちに作り上げているのである。

それが成果を生み出すような、
自分の人生を豊かにするような世界観であれば問題ないが、
往々にして自身の成長や進化の妨げになるような、
思考パターンであることが多い。

その場合、
思考パターンの不具合によって、
現実の問題が発生してくるのである。

成果を出している人は、
その発生した現実の問題をとらえて、
そこから自身の無意識の思考パターンを特定しようとする。
そうすることで、
普段は決して見えることのなかった、
問題のある無意識の思考パターンを特定することができるようになる。

その思考パターンを特定できれば、
後はそれを成果を出す思考パターンに書き換えていけばよいのである。

これに慣れてくれば、
その思考パターンに問題があることを気づかせるために
現実の問題が起きたのだと捉えられるようになり、
それを意味のある思考パターンに書き換えることが出来るようになってくる。

一つ一つ、
プログラムのバグをつぶしていくかのように、
自分自身に対する否定的な思い込みや、
成果の妨げになる思考パターンを書き換えていく作業を続けていくことで、
無意識の思い込みすら書き換えていくことが出来るのである。

この作業は慣れていないと、
一人ではなかなか難しいところがある。
そのため、
私も相談のあった方のお手伝いをすることもあるし、
私自身も信頼のある方にお手伝いいただくこともある。

このレベルでの書き換えを行っていくことが出来れば、
やがて意識しなくても自動的に成果を生み出せる自分を作り上げることが
出来るようになる。
ぜひとも信頼のおける方とともに、
この作業を実施してほしいと思う。