物を売るときに一番大事なのは、売る前に、その商品が顧客にもたらす価値を徹底的に考えること

物を販売するとき、
自分は何のために売ろうとしているのか?
と今一度目的を考える事が大切である。
 
その目的が、お金儲けのためとしか浮かんでこないのであれば、
その思いは言葉に現れ、結果顧客は離れていく。
「いま非常に売れています。非常にお安くなっています」
といった言葉も響かない。
人は誰でも押し売りを拒絶したくなる心理を持っている。
 
お金儲けを第一の目標とすると、
意に反して商品が売れなくなる理由である。
 
対して、
物を売る目的が
顧客に価値を与える為、
例えば相手の幸せな未来のため、
より便利に、より生活が豊かになるためのお手伝いをする、
といったものであれば
その商品が顧客にどのような価値を与えるのか、
売る前に様々な観点から徹底的に考えようとする。
 
そしていざ商品を売るときは、
それを買うことでどれだけ生活が豊かになるか、
どれだけ幸せになれるかを
具体的に伝えられるようになる。
 
その結果、
その商品を手にすることで得られる未来が
明確にイメージできるようになるのだ。
 
これが顧客がイメージできなかった価値を提供する、
ということでもある。
 
ことほどさように、
価値を伝える、ということは重要なのである。