目標達成の過程にこそ幸福感がある。

人によってはつらいと思えるような出来事があっても、
自分にとって価値があるととらえられれば、
脳は活性化するように作られているという。
 
同じ困難に直面しても、
ある人は解決に向けて意欲的に取り組み、
ある人は悲観的になる理由がここにある。
 
この場合の価値とは何か。
それは将来の目指すビジョンがあり、
そのビジョンを達成するためにその出来事が必要だと捉えられることである。
 
このように、
今置かれている状況が良いか悪いかというよりも、
前に向けて進んでいるか否かという実感が、
より幸福感をもたらす。
 
東京大学に合格したとたんに、
目標を見失いうつ病を発症した方もいる。
 
現状がどんなに厳しいものであろうと、
目標を持ちその達成に向けて進んでいるという実感が持てれば
脳は幸福感を感じ、
最大限の学習機能を発揮するのだ。
 
目標達成の過程にこそ幸福感があるといわれるゆえんである。